週刊*1少年ジャンプ２９号の感想
錯覚かもしれないが今週はやたら面白かったんでついつい書いてみた。
・テニスの王子様
最終ページの皇帝の顔。もはや中学生でもなければ皇帝でもない。この顔だけで許斐先生は全てに勝利しているような気がしなくもないがそこはそれ。もう少し書こう。
て 手塚ゾーン！！？す 凄い『雷』の打球まで引き寄せたぁ―――――っ！？
テニス漫画を４０巻近く書き続ければ人は『風神の力で雷神の力を引き寄せた後、無我の奥にある三つの扉の一つを開けることによって発動するオーラ凝縮能力で雷神の力をはね返そうとしたが、雷神の力があまりに強すぎた為に弾かれた』という描写をわずか２〜３ページで描ききる事が可能となる。そういうものなのだ。カードゲームアニメを１４０話続ければディステニー・ドローで地割れの一つや二つ起こせるのだ。そういうものなのだ。これが…積み重ねの力だ！*1
・アイシールド２１
おかしい。アイシールド２１の癖に*2面白いぞ。雪光の執念も悪くなかったが…やはりヒル魔が本気で焦っているのが大きいのかもしれない。今までのヒル魔は『勝っても負けてもお見通し』な横山三国志に出てくる諸葛孔明みたいな空しさの塊のようなキャラで、何一つ頭脳キャラとして敬意を表すことができなかった―単なる予知能力者だった―のだが今回は本当に焦っていた。焦りながら必死こいて対策を考えていた。そこがいい。やはり頭脳派キャラの真価はこういう『本気で予想外の状況』を現場思考で如何に乗り切るか(或いは誤魔化すか)に現れると思う。少なくとも創作においてはそうだと僕は考える。話の最前線に立つ以上『達人は保護されている！』では駄目なのだ。しっかしアレだな。今週みたいな描写がもっと出来ていればこれまでのホントつまらなかった宿命の対決ももう少し盛り上がっただろうに。
・BLEACH
『もしもこのまま三時間戦い抜いた末に一護VSグリムジョー戦が決着。その間普通に戻ってきたウルキオラによって井上織姫が再度さらわれる』という展開だったらそれはそれで伝説に残りそうな気がする。
・家庭教師ヒットマンREBORN！
神社だ。ヒバリの奴あんなところでなにしてんだ？
並森清掃活動の一環として神社を掃除しているに１００並森。確か僕の記憶ではそんな男だった気がする。自分で死体を量産しておいて『貴様のお陰で並森校舎に血が付いたわ！』とかそういうことを言いかねないタイプ。
・エムゼロ
これは一体何の話なんだ？
・瞳のカトブレパス
面白かった。無理矢理な当て字の『イチエンダマ』に小笑い、そして満を持して登場した『百焔弾』に大笑い。間違いなく面白かった。だが一つ気になるのは…有体な言い方をすると、これクソ漫画見たときの笑いなんだよなぁ。大丈夫なのか？
・ぼくのわたしの勇者学
なあ…この漫画って人気あるのか？いや、僕は好きだからいいんだ。特に先週の『VS魔王』や今週の一話目のように電波に電波が向かい合うような展開は好みのタイプだ。だが…支持者いるのかなぁ。いないよなぁ。
果物ナイフの殺傷力を侮らないで下さい！帰ります！
正論。せめてギミックナイフを相手に突き刺して威嚇した後、カードゲームで完膚なきまでに相手の自信を打ち砕き、その様子をビデオ撮影して部内にばら撒く程度に留めるべきだな。それならまだ人道的だ。*3
・バレーボール使い郷田豪
これまたトイレのジョー辺りから何気に好きになり、『バレーボール使い部』が物凄く自然に成立している辺りで更に１ランク好きになった…が、やっぱり支持者はいないと思う。つーかいなくていい。
おっと危ない。本をそんな風に使っちゃダメだよ。本は…こう使うんだ
確かに一理ある。このメソッドは色々応用が効くかもしれない。
おっと危ない。デッキをそんな風に使っちゃダメだよ。デッキは…こう使うんだ
よし、いける。
