来週のテニスの王子様その②

一説によると「将棋の王子様」は面白いらしい。気がつかなかった。もしかすると最近僕の中でハードルが上がりすぎていたのかもしれない。加えてこのサイトにはおそよ反響というものが皆無なこともハードルの上昇に拍車をかけていたのだろう*1

さて、それはさておき今日の話題。かがみさんの予想が一週間以上前の僕の予想と微妙に被っていたので、ならば僕はその先へ行こうと思う。何故なら許斐剛相手に『過剰』という言葉は在り得ないからだ。二人以上が思いつくようなことを許斐剛が果たして実行するであろうか(反語)。

遂に発動した三拾六式波動球によって亜久津ごとアリーナの外へ吹き飛ばされた河村だったが、そこに待ち受けていたのは青学部長手塚国光だった。手塚は『百錬自得の極み』を発動し、審判側からはアリーナの外が見えないのをいいことに河村を倍返しする。ルールの網目を掻い潜った見事な戦術だ。だが石田師範も負けてはいない。七拾弐式波道球で河村を打ち返し、「百錬自得」唯一の弱点である「発動者の筋肉疲労」を待つ構えに入った。これによりS2は事実上手塚VS石田の頂上決戦となる。お互いが肉を切り骨を摩り減らすこの激闘はついにテニスコートを崩壊させた。もはやポイントなどに何の意味もない。倒すか倒されるかの真剣勝負。其処には「テニス」の本質があった。2時間にも及ぶタイブレーク………この死合から生還したのは『百八式波動球[虚空]』を『無我の奥にある2つ目の扉の横にある4つ目の引き出し』を開けて無効化した手塚だった。歓喜に沸く青学ベンチ。だがそれは四天宝寺監督・渡邊オサムの罠だった。石田師範との削り合いで全身にダメージを負った手塚の前に立ち塞がるD1財全&忍足。

乾「手塚ー!その傷ついた体で二連戦は無茶だー!!」

オサム「予想通り。手塚の傷は深い。今ならお前等でも手塚を殺れるで。忍足・財全!容赦は無用や。二人掛かりで手塚を潰す!勝ったもん勝ちやー!」

河村「……………(返事がない。ただの屍のようだ。)」

一手先二手先読んだ程度では上をいかれるのが目に見えているので三手先を読んでみた。許斐剛を相手取る際には「流石にコレは在り得ないよな」と思って書く位が丁度いい。事実僕が「テニスコートで殺人事件が起こったにも関らず平然と―むしろその状況を利用して―試合を続ける」二次小説を書いた翌週「テニスコートに照明が落ちてきたにも関らず平然と―むしろその状況を利用して―試合を続ける」展開が実現した*2。ありえないことはありえないのだ。

*1:本当の原因が「許斐剛がこの世に存在したこと」なのは公然の秘密である。

*2:当時は未熟だった故に「流石にコレは在り得ないだろう」とか思っていた。ココだけの話