遊戯王GX最終回「きれいな覇王」

【大まかな粗筋】
「視聴者が所望するのはこの覇王ですか?」
「いいえ!もっと邪悪(イービル)なの!邪悪(イービル)なの!」
「貴方方は正直な視聴者です。ご褒美にこのきれいな覇王をあげましょう」
「いえ!け、け、結構です!僕達は、邪悪(イービル)な方で結構です!」
「視聴者のみんな!仲間を信じよう!」
「でも……う〜ん」(元ネタ:コレ

 きれいな覇王とガチホモを捨てたユベルの決闘は、事前の予想通り、今までの非紳士決闘の皺寄せをその身で包み込んだかのような、慈愛に満ちた紳士決闘でした。満を持して登場したレインボーネオスは攻撃力4500の置物に徹し、攻撃力0のまま無駄に巨大化したユベル最終形態は十代の身を一切傷つけることなくその出番を終えました。紳士決闘の最高峰です。

村長 の発言:
遂に遊戯王GXが最終回を迎えましたな。
ank の発言:
迎えましたなあ
村長 の発言:
予想通り
ank の発言:
これでもかとばかりの予想通り
村長 の発言:
超展開っちゃ超展開だがなんか「普通」
村長 の発言:
昔ながらのGXだったな
ank の発言:
覇王に墜ちる方がよっぽど超展開だったからなあ

 たまにカラコン十代が「自分=覇王」であることを視聴者に思い出させる為、かっての真理野コウヤを思わせる悪人顔で「俺は覇王だ」とアピールしていましたが、きれいな覇王の言うことに騙されてはいけません。邪悪な方の覇王は冷酷で無表情な無痛症。顔芸には頼らないタイプの芸人です。ある意味、あの十代が【E-HERO】を使わなかったのは僥倖なのかもしれません。未練が残る方はむしろ積極的にそう思い込みましょう。遊戯王wikiに載った【ドロー・ゴー】は【レクンガ】やら【スライム増殖炉】やらとは一線を画していると思い込めるカルマがあれば多分大丈夫です。*1一緒に図太くなりましょう。

 僕がかって熱狂して第150話の感想を書いた時、密かにユベルがガチホモの身体を捨てる展開を想像、そこからこの結末をひっそり予想していたのですが、哀しいぐらい予想通りでした。そもそも、僕の中では150話が最高潮、従って後は緩やかに落ちていくんだろうなとわりと明確に見えていました。まぁ、しょうがないことです。蓋し、この世というものはそう都合よくは出来ていないのです。この辺は、キン肉マン王位争奪編におけるロビンマスク消滅後、聖闘士聖矢黄金聖闘士消滅後、グラップラー刃牙最大トーナメントベスト4以降、爆走兄弟レッツ&ゴー「勝者の条件」後を想像すればわりとわかりやすいことだと思います。

P.S.最早どうでもいいことですが、復活したヨハンがもう一度十代とタッグを組めば結構色々スムーズに進んだというのは禁句なのかどうなのか。ユベルの初期ライフを8000(ドロー2枚)にすれば、(両方ともまともな方法で召喚された)《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》と《E・HERO ネオス》の融合体である《レインボー・ネオス》が一度くらいはまともに殴れる上、ヨハン離脱前と離脱後で実質2回決闘出来るので詰め込み度を50%下げられると思ったものですが、素人考えの様な気もします。

*1:節操なく暴れまわってwikiをぐにゃれと言っているわけではないことに注意。この世には先走り坊やが多いので一応先に書いとくよ。あくまでメディア・リテラシー・レベルの戯言。