デュエルファイター刃(4)

今度は第4巻。福岡にはまだ残っているのかそれとも今までの僕の探し方が悪かったのかわりとあっさり見つかった。ネット上の本屋には影も形もなかったので*1、わりと諦めていたのだがなんかあっさり見つかった。恐らくは日頃の行いの賜物だろう。そんなわけで気が遠くなるほど久々に読んでみたわけだがやはり面白い。なんていうか、これは常に痛さと紙一重の面白さで、事実終盤は明らかにアレなんだがとりあえず第4巻はなんとかなっている。言ってみれば『綱渡り』的な面白さ。ちょっと刃君が泣きすぎなのがアレだがそれでも国内編のアクロバティックなノリは健在だ。いやむしろ明らかに進化している。これがあの五巻に繋がるというわけか。

小官の出番はないものと思っておりましたが…
ではとくとご覧あれ!
これぞ我が祖国ドイツの誇る究極戦術デッキ!!
『厳かなモノリス』(どん!)
『スランの発電機』(ばん!) 
『磨滅したパワーストーン』『通電式キー』(ばばん!)
はーっははははッ!
更に見よ!『緋色のダイヤモンド』!!(バキューン!)
次のターン!このダイヤモンドが起動したその時!!
貴君は煉獄の猛火に焼き尽くされるのだッ!!
これこそ我がドイツのデッキ構築力の精髄!!
魔弾の射手」!!!

戦術の全てを演説でぶちまけ、音の速さでキーカード『猛火』をハンデスされるフィッツさんがやっぱり素敵過ぎる*2。あんた一体何しに出てきたんだ。あんたがもう少し頑張ってたら『電撃戦』は破綻しなかったんじゃないの?

*1:今の僕には使用不可なアマゾンマーケットプレイスは除く。

*2:そもそも小学生でも思いつく「猛火デッキ」で「ドイツのデッキ構築力の精髄」と言い張るその気概が凄い。