火渡カイの伝説①

さあ、皆大好きベイブレードのお時間だ。確か前回はブルックリンが神だってところまでは学習した筈だよな。そう、確かに奴は『』だ。だがな、火渡カイはアレで終わるようなあっさり薄味な男じゃないってことをこれから君達はその足りない脳味噌をフル活用して理解しなきゃらない。大体真のベイバトルってのはダウンしてからが本当の戦いなわけで、それならば全てをベイのみに捧げて生きてきた真のブレーダーであるところの火渡カイ大明神がアレで終わるなんて手塚が財前にサシで負けるぐらい有り得ないって話だ。つーわけでこれから三回に渡ってこのHOTでCRAZYな不死鳥野郎・火渡カイの記録をダブルアームでブン投げるから君等は精々気合を入れてダークイリュージョンするがいい。とりあえず今回はコイツを見やがってくれ。24分だ。

ああん?24分は長いって?じゃあ簡潔に纏めてやるから我慢を知らないゆとり教育世代の腐れ横着野郎共はさっさと『続きを読む』を押しやがれ。誰もが羨む高潔な精神と煥発した頭脳を備えたこの僕が5行足らずの完璧な解説で君等の足りないオツムにベイブレードの真髄をペースト状にして乾のサーブよろしく怒涛の勢いで流し込んでやるから有難く頂戴するがいい。


要するに…だ。『天才・ブルックリンが踏み込んだ神の領域を前にして、ワイトがオベリスクにGOD・HAND・CRUSHされるぐらいの勢いで敗れ去ったベイブレーダー・火渡カイが、廃人となりボロを纏って街を徘徊した挙句、ロシアの入院患者の横に置いてあった新兵器を見つけて復活し、器物損害を繰り返しながら薔薇の蔦に縛られ新境地開眼』ってわけだ。わかったか!!

次回:カイ君が吸い込まれる。