DS遊戯王を始めました
手術の前後対策。「私を哀れんで焼き肉つれてって。特に失敗したときは何も言わずにつれてって」とガチで言ったら通ったので、それならと半ば冗談で「手術の前後はやることないからDS買って」と言ったら条件付きでオーケーしてくれたのでいい年こいて買ってもらいました。起動すると最初に「カードゲーム経験はありますか?」と聞かれたので正直に「いいえ」と答えかけましたが一応ルールは知っているので「はい」スタート。マーカーにアフロという典型的なデュエルギャングとしてゲームの世界にれっつらごお。《クレボンス》を裏側守備表示で出したり*1、相手の攻撃宣言後に《威嚇する咆哮》を発動したり、自分の《ギガンテス》の所為でセットが2枚ほど吹き飛んだり、ゴーレムスフィンクスコンボで延々とハメてから攻撃力5600の《メガロック・ドラゴン》で踏み殺したり、起死回生の《強奪》を《亜空間物質転送装置》で透かされて「こんなこと本当にあるんだ」と呟いてみたり、カードゲーム初心者らしく非常に初々しい決闘を堪能させていただきました。
手術とギャップ
今週手術に臨みます。そしてその間ですが掲示板は放置しようと思います。既に拍手掲示板等で書かれた方々には返信が遅れることになりますがご了承くださいという建前を置いて、今回は折角(?)なので決闘小説を初めて以来読者との間に感じたギャップというか作者側になって初めて知ったあれこれを箇条書きしたいと思います。本当はこんなこと書くのも恥ずかしくてあれなんですが、実際問題として己のビフォーアフターや似た稼業の方々へのリサーチを顧みるにつけ、この手のギャップは確かに存在するらしく、書くだけ書いて損は無いと思うので書きます(あくまで私が現実に感じたことの羅列なので勝手に参考にするなりガン無視するなりすればいいと思います)。
【零細WEB小説屋彼是集】
- 零細WEB小説屋は頑張れと言われて頑張るとは限らない
- むしろ期待の延長戦上にある指示厨の発生を警戒しがちである
- 前フリ段階でも嬉しいっちゃ嬉しいが、特定のネタがひとまず落着したときにこそむしろ反応が欲しい
- 前フリ段階で期待され、一段落の際はスルーされると「滑ったのではないか」は勿論「読まれていないのではないか」という不安に陥る。
- 結果として全体的にもやもやする。実際問題として滑ってたならそれはそれで仕方がないからスルーでなんら問題ないのだけれど
- 提供した内容に触れられてやっと満足できる面倒くさい人種
- ありがちな意見ですが〜は零細WEB小説屋にとっては大抵ありがちでもなんでもない。ヒント:絶対数
- 読者は作者のことを作品を通して半端にしか知らない。作者は読者のことを全く知らない
- 基本的には知りたいとも思わない。あたりまえだが作者はつい先ほど自分がやったことがウケるかどうかで頭が一杯だから
- ネタ感想に走られるのは構わないが、その際読者は思いの外作者側に「こいつなにがしたいんだろう」と思われる可能性を想定していない。基本的に他人指数が高いから
- わかりやすいネットスラングをこの手の対人で安易に使うと逆にわかりにくくなる現実。基本、煽り言葉だからああいうの
- 掲載時に初手から悩み相談がくると頭が痛い。「つい先ほど描いた話に一切触れられないまま私がお悩み相談にのるとでも?」
- 匿名は常に初対面扱いになるという当然の事実が今一理解されていないと感じることがある
- 大抵は長文か短文かよりもそもそも好反応がもらえるかどうかでやきもきしている。むしろ形式などどうでもいい。
- 後々「当時は前の人と内容が被っていたのでメッセージを送りませんでした」とか言われると凹みがち。場合によっては無茶苦茶凹む
- 100行かけて罵倒されるならまだしも褒められる分には今更もクソもない。むしろ隙あらば聞きだそうとする迷惑な人種が零細WEB小説屋
- 作品を一言褒められる>>>>>>作者として無駄に尊敬される
- 一から十までノリノリでやってるとは限らない
「初手お悩み相談」の苛々感は月並みな罵倒句以上。「いける」と思ってるのが腹の立つ。ウケるか滑るかでドキドキしながらWEB拍手を開いたとき最初に飛び込んでくるのがわけのわからないカードゲームお悩み相談だったときのことを想像してみろと言いたくなります。わりとあるから困る。荒らしならば狡猾と評価するところですが素でやってるのなら初手でそれをやるのだけは普通にやめて欲しい。基本褒められたくてというか不肖の息子の話題で盛り上がってるのをみてニヤニヤしたくてやってますから。流石にカウンセリングやボランティアでやってるわけじゃないんです。
個々の性格にもよりますが、いくつかはうちみいたな零細だけでなく有名な個人サイトからニコニコ動画の実況主に至るまで応用がきくよ。「読者は作者のことを作品を通して半端にしか知らない。作者は読者のことを全く知らない(興味もない)」なんかは実際誰かが言ってた。なんつうかこれ系の趣味を嗜むと率直な悪意よりも想像力のない善意の方が厄介に感じる方向にシフトしていくんだよな。
いるんだかいらないんだか。いると思いたいもんだが
いつも通りテキトーにメッセージ募集中。
■
ロットンさん、貴方が悪のガンマンとしてダイナマイトを投げつけて遊星との決闘を中断に持ち込んだこと……一歩も劣らぬその1キル力……見下ろすような 視点で申し訳ない発言ではありますが そこは評価に値します。しかし、貴方が超えたその一線は 既にピラミスが1ヶ月前に通過したものなのですよ。
貴方はそのクラッシュタウン篇のラスボスとしてのキャラクター上、主人公相手に一ターンで勝負を決めるということはありえない。だから、ちょっと都合のいいオリカを用意されたら、ガトリング・オーガどうこうでどうにもできない可能性が強いんです。――もちろん、ピラミスは貴方を敵視して《ダイナマイト》を先に使ったわけではない、ディムズディルに対抗するための当然の武装です。しかし、このような形に対応したことはありますか? もしくは、自分がピラミタルシャッフルを構築してこのようなパーツを組み込んだ実戦をしたことがありますか? ……否、でしょうね。貴方には徹底的にピラミッドパワーがない。言うなれば、このようなことをするほどの権力はないのですから。
常に一発芸を求めて超次元的でマクロな視野を持つピラミス達『決闘十字軍』と、瞬間瞬間の出番を見定めてその状況下に都合の良いオリカデッキを選択する短期的でミクロな視野を持つ貴方のような『使い捨てのラスボス』。どちらが格上かなんて明白すぎて議論にもなりませんが、これだけは言えます。ロットンタウンは さすがにイタイでしょう? by 異次元竜聖骸骨
返信内容を迷ったのと病気がしゃれにならないレベルで気がのらなかったので遅れました。お詫びします。それで返信ですが、現在遊戯王5D’sを真剣に愛している上に拙作についても人並み程度には愛している今の身の上では非常にリアクションしづらい、相変わらずの聖節という感じですがそうだなあ。ロットンは小者な部分も含めて計算された実にいいシーズンボスだったと思う。「できる小者」というのは思いの外書くのが難しい。それ以前にクラッシュタウン編自体が非常に計算された秀逸なエピソード。決して単発ネタの爆発力だけじゃない。最初は無力なピーチ姫として扱うとみせ、その実百眼龍も地縛神もハイセンスな服もハーモニカも、そしてデッキさえも持たない状態からの復活劇が―年を越えて―描かれた鬼柳京介。そしてそのリーダーの芸風を100%理解、最後までフォローに徹したイケメンの鏡のような遊星さん。ひょっこり現れるクロウとジャック……。
鬼柳といい遊星といいロットンといい「1キル」という一般に「萎える」とされる要素を徹底して用い「俺の方が手札を捨てるのが早かったな」「ワンターンスリーキルwithポンチョ」「ガトリングオーガ」「1キルされてからが本番」「リアリストとデュエリスト」といったアンサーを弾き出したその手腕は賞賛されてしかるべきだと思います。満足は姿勢なんだよ。闘う姿勢なんだよ……。
それはそれとしてまたいつか小説書くのでそんときはまたよろぴく
閉じた本
- 作者: ギルバート・アデア,青木純子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2009/12/10
- メディア: 文庫
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ネタバレごめん
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