ガンダム00が似非最終回間近

 トランザムが出た時点で「半ば確変は終わったかな。前フリの長い作品だった」とか言いつつ、実は何気に見ていたり。我ながら頭が春休み。なんかいきなり超強化版ビルケナウみたいなやつが出てきてビビリましたが、要は「椅子で尻を磨くだけの男」で終わるのが嫌だったんでしょう。途中、「何時もバカンスばっかやってたらしい、わりとどうでもいい数合わせの人達」がバタバタ死んでいくのを見て、歴史物の漫画を思い出しました。平氏とか郷士とかその辺が出てくる漫画とか小説とかの、盛者必衰をあらわす為に出てくるわりとどうでもいい人達。うん、固体としては極めてどうでもいい人達。にも拘らずやたら長い。あそこであっさり殺してればもっと面白くなるのにと残念無念。空気は空気として吸ってやらねばむしろ酷。なまじメインキャラゆえ、軽々しく死ぬ事すら許されない、空気な空気なガンダムマイスターだってこの世にはいるというのに。君等は狙い撃ちの人とは違うんだよ。

 来週最終回で、その後半年だか1年だかをおいてから後半をやる破目になったらしいですが、結果オーライですかね。「中盤に事実上の敗北信号を出してからもう一度しきりなおし」というのはまんまガンダムWで、それも見事に滑ったパターンとして地雷なんですが、この度は前後編にしたことで、地雷の爆破前に通り過ぎれる可能性がなくもありません。再出発時、「満を持して遂に00の続編スタート!」を推進剤にできます。まぁ、7〜8割ぐらいの確率で駄目だろうとは思いますが、希望があるというのはいいことです。脱空気を果たした*1刹那君と、人間化したティエリアさん、後は阿修羅超えしたグラハムさんぐらいしか突破口がありませんが、3つもあれば10話は持ちます。もっとも、後半始まるころ僕がその存在を覚えている確率は10%ぐらいです。人生は大変だ。

 どうでもいいのですが最近ガンダムXを見てます。それも繰り返し。序盤のみ。アレの序盤はいいですよ。ヒロインが口紅ぬって、それを見た艦長代理が「不愉快だわ」と言ったらそれがサブタイトルになる序盤。火炎放射器に圧倒されるガンダム*2とか、「他の作品でいうところの、リーオーやザクに当る機体の推力強化型」にのった「野良の実力派パイロット」クラスにガチで斬られそうになるガンダムとか、他では見れませんよ。てか、ワイズワラビーwithエニル=エルの微妙な強さが愛し過ぎるのですが。微妙な強さフェチってやつかもしれません。或いは、アーマードコアやったらマシンガンとブレードだけを装備してしまうタイプの人間故のアレ。病気かな。

*1:シン=アスカを超えていれば僕の中では脱空気

*2:ガンダムヴァーチェ1機でガンダムエアマスター100機ぐらいは楽に倒せそう。