京都に戻ってきた。色々やること書くこと溜まっているが一つ一つ消化して行こうと思う。相変わらず何をやれば面白いのかの片鱗すら見えない状態だが、何時か見える日を目指して適当に色々手を伸ばして見ようと思う。試行錯誤を繰り返せば何時か雑多な知識や経験が一つに纏まる日がくるかもしれない。


最近はビューヒナーってドイツ人が書いた小説だか戯曲だかをゲラゲラ笑いながら読んでいる*1。やはり岩波文庫はカオスだ。特に作中におけるロベスピエールの演説などは、その力強さといい論理の錯綜具合といい完璧だったと思う。「我々は腐れ外道と同じことをしているが、我々は腐れ外道ではないので全く問題ない」って腐れ外道と同じことをした時点で腐れ外道だよ。俺達根はいい奴なんだから窓ガラス割って盗んだバイクで走り出しても問題ないと力説するのはどうなんだ。「いかにもそうだ!しかしこれは、自由の英雄の握った剣が、暴君の護身兵の武装する剣と同じだというようなものだ」…って開き直りにも程がある。

殴(や)れ! 刺(や)れ!
犯(や)れ! 殺(や)れ!
壊(や)っちまえ――――!!!
慈悲? 恩赦? 休戦? 感傷?
そんなもの…クソ喰らえだ!
そんなものは見えやしね―――――!!
「REPUBLIC(共和国)」の目にうつるものはただ一つ!!
テロー(恐怖)!!

ほとんどこんな感じだった。どんな議会だ。

*1:失笑や苦笑といった類の笑いではない。敢えて言うなら敬い笑い。