存在の耐えられないたるさ

一個追加。思いの外コメントが長くなったが「あの学校が大会で勝てる」と言い張る為にはやはりこのぐらいは必要だったと思うのであまり後悔はしていない。皆も投稿するといいよ。主に尖ったコンボデッキとファンデッキを募集中。とはいえ、個性に乏しすぎてもはやコメントしようがないであろう【六角】以外ならば、出来にもよるけど多分拾うんじゃないかな。あて先は誰も使わない「あの」迷流放無まで。皆テニスしようぜ。

さて、告知はこのくらいにして…今日の御題…は特にないなあ。今忙しいから時間掛かることはしたくないし、かといって軽い話題も丁度ない。ジャンプについても、とりあえず先週のテニスのガイダンスは完璧だったんだなとか、そのぐらいしか思うところがない。P2も月刊少年チャンピオンの卓球漫*1を見たあとだとちょっと微妙。今週のジャンプには30円ぐらいの価値しかないと思う。終わり。

…終わるのは寂しいな。うーん。せっかく話が決闘(デュエル)に振れている事だし遊戯王GXの話でもしようか。


以前死ぬほど暇だったのでDVDで2〜3巻分見たのだが、微妙だった。キャラもいい、ネタもいい、だがたるい。特に問題なのがデュエル開始直前と終了直後。あまりに淡白すぎる。「デュエル!」じゃねーよ。彼らには一端デッキを放り投げてからディスクに差し込むぐらいの気概はないのだろうか。仮面ライダー龍騎の変身ポーズのように一人一人違うアクションをとらせようという気概はないのであろうか。ボスキャラやプロデュエリストぐらいには特注デュエルディスクを使わせようという気概はないのだろうか。少なくともかっての変態プロベイブレード集団「BEGA」は全員特注ベイシューターを使っていた。マイク・パチンコ・トンファー・ボウガン・バズーカ(→コレ)と皆頑張っていた。とはいえ、もしかすると貴方はここでベイブレードにおけるシューターの特注には意味があるがデュエルにおけるデュエルディスクの特注には意味がないのだから違うというかも知れない。だが、僕にいわせればどちらも同じだ。何故ならベイブレードにおけるシューターには基本的にコレといった意味はないからだ。普通のシューターを使おうがボウガンを使おうがブルックリンが神クラスに強いのに変わりはない。ならば特注のデュエルディスクだってアリだろう*2後期のクラッシュギアだってコレといった意味がなくとも空を舞ってたぜ。

デュエル終了後も不味い。普通に終わっている。例えば、メダロットにおける…

機能停止!メタビー選手の勝利です!

的なものがない。これだと決着のカタルシスが30%減だ。何故あんなに淡々とやっているのだろうかあの人たちは。デュエルで全てを解決する世界にも拘らずこれでは逆に不自然すら感じる。

さて、ついでだから言っておくが実況がないのもマイナスだろう。これについてはOVA版テニスの王子様も同様で実況の不在が作品を著しく盛り下げている*3。もしこの話にピンと来ない人がいるなら、試しに「観客の存在しないDMC」を想像すればいい。きっと詰まらないから*4

【正しい実況の一例】
おぉーっとぉ!シューティングミラージュのライトニングフラッシュも…シェルナイトの頑強なボディには通用しないのかぁー!?*5
これはもう天地創造の領域!ビックバンバトルだぁー!
駄目だぁーっ!何人たりとも神のシナリオを覆す事はできないのでしょうかぁーっ!
駄目だぁー!向日がとまらねぇーっ!

やってる本人は気がつきにくいみたいだけど、デュエル創作って根本的に退屈な部分があるんだよ。基本がタイマンであるにも拘わらずターン制だったり動きがなかったり進行がゆっくりだったり一々場所の確保が必要だったり…。だから高橋先生はデュエルディスクを開発し、何時でも何処でも誰とでも即デュエルできる、所謂立ちデュエルを考案したんじゃないかな*6。それなのに後継たるGXがその意思を全く省みず根暗にデュエルをやる理由がわからない。もっと盛り上げようよ。

*1:久しぶりに読んだら面白かった。女王サービス。

*2:でたぁー村長先輩必殺の倒錯論理!

*3:テニスには固定の実況こそいないが応援団がこの役割を適宜果たしている。しかしアニメ版では「千の技を持つ天才・忍足侑士!」「駄目だぁーっ向日がとまらねー!」辺りが軒並み削られていた。

*4:正直ライブをやっていないときのDMCは大して面白くないとさえ思う。

*5:疑問形なのに叫ぶのがミソ

*6:原作の遊戯王の場合、実況こそないが擬音その他諸々がある。つまり営業努力があるわけだ。