ジャンプSQっていうか……

テニスの王子様を読んでいいのか問題

いい加減学ばなければならないというのは確かにある。ギリギリまで可能性を模索し続けることで読者に喝采をもたらすタイプの作品の、連載時には夢にも想定していなかったと思われるタイプの続編が幸せな連載人生を送れた試しは歴史上ほとんどない。そもそも、テニスブレイク技を5つも持つ*1、あの手塚国光にすら土がつくようなハイレベルなテニスに対しこれ以上何ができるというのだろうか。日本中学テニス界、それは例えるなら、「ベイブレードGレボリューション」でいうところのブルックリン*2が5人ぐらいいるような、「ライジングインパクト」でいうところの覚醒ガウェイン*3が5人ぐらいいるいるような、カードゲームでいうところのワンキル率80%オーバーのデュエリストが5人ぐらいいるような世界であり、そんな作品の続編なんて上手くいくわけがないと考えるのが正しいものの見方である。しかし、我々は同時にある伝説の名言をも知っている。「煮詰まっているようではプロになれません。煮詰まるな!」。許斐剛である。

*1:才気煥発の極み(読み合い無効化)、百錬自得の極み(パワー無効化)、零式サーブ(ラリー無効化)、手塚ゾーン(コース狙い無効化)、手塚ファントム(おまえもういい加減にしろよ)

*2:全ステータスが最高なことは勿論未来を予測し相手の技を一度見ただけでコピー、挙句の果てにはベイブレードブラックホールを発生させ地球を滅亡寸前にまで追い込む

*3:毎回ホールインワン