ポメラ

キングジム デジタルメモ ポメラ DM10 パールホワイト

軽い中毒レベルで快適です。核心的な部分については何一つ文句のでない出来。起動時間はリアルに２秒、ディスプレイは十分見やすく、キーボードも打ちやすく、操作性もわりと良好です。定価が２７３００円なのが玉に傷だそうですが、僕が怪しげなネット通販店で買った時は普通に１８３００円（本音をいうと8300円が余計）。余談ですが、この手のネット通販で代金引換ができるのにそうしないのは剛胆かただの間抜けかのどちらかだと思います。同時履行万歳。

「お前のような鬼畜を探していた」が手に取った時の第一印象ですが、非ィ核心的な部分、即ち雑多な欠点についてもいくらか言及しておきます。まずはポメラ関連の記事で最も言及されているであろう１ファイル８０００字の字数制限についてですが、これについてはゼロから書き始める限りにおいてはそうそう問題がないと思います。３日間延々と会社法と刑訴法のまとめやら思いつきやらを打ち込んだにもかかわらず大した問題はありませんでした。というかやばくなったらとっととＰＣに移してさっさとプリントアウトしちゃえばいいのです。機動的な用法を心掛けないようならこんなものははなからいりません。さっさととちっちゃいパソコンを買いましょう。むしろポメラニアンにとってヤバいのは電池のような気がします。いかに物珍しさから触りまくったとはいえ、３日で切れるのはちょいヤバい兆候を感じました。どっかで安い電池を一括購入した方がよさげな勢いです。あとはやはり辞書登録機能の貧弱さ。「要証事実」を登録するか否かについて１分以上悩ませるのは間違いなくマイナスポイント。しかし逆に考えるとこの程度の周縁部分にしか欠点が見当たりません。ワード・エクセル以外に用のない人種には存在自体が欠点でしょうが、我々法学部生にとっては、この手の「軽くて」「速い」「キーボード」は非常に有難い。なんたって小六法及び基本書及び判例及び参考書……etcを持ち歩かなければならないのが我々なのですから、この手軽さは非常に評価すべきポイント。余計な機能がまったく存在しないため、家でＰＣをいじってるときの「思わずみたくもない動画を見てしまう現象」の誘発を防いで外出勉強に集中できることできること。あとは耐久性でしょうね。こればっかりは使いこんでみないと評価不能。壊れないといいな。