マグアナック隊

http://vision.ameba.jp/watch.do?movie=169045

 サンドロックの魅力はマグアナック隊にこそある。「ガンダムW」序盤、他のガンダムパイロットが専ら1人で破壊工作を行っていたのに対し、このサンドロックの操者カトル=バーサーク=ウィナーだけは早くから数の暴力の重要性に着目、総勢40機のマグアナック隊を引き連れ奇襲攻撃でOZの敵部隊をリンチする、という、人道的なカトルらしいアモールに溢れた戦術を得意としていた。*1その為、他の独立独歩なキチガイガンダム―ウイング(自爆テロリスト)、デスサイズ(陽気な死神)、ヘビーアームズ(空を舞う爆薬庫)、シェンロン(人造兵器ナタク)―等に比べサンドロック単体では「個性に欠ける」と評されることになるわけだが、それは当然。団体行動を得意とする以上、隊長機としてこそ光るのがサンドロックという機体。マグアナック隊、即ち「構成メンバー40人全員がカトル萌のオッサン」部隊を率いてこそのサンドロック。てかむしろ、サンドロックはおまけとすら言っていい。むしろ、マグアナック隊最高。Wって良く見ると、この手の脇役が何気に大事にされている辺りがCOOLだと思う。最終決戦時、リーブラの中にマグアナック隊が現れた時は熱いものを感じたぜ*2カトル様と一緒に闘いたいが為に、全員で地球圏から離脱、地球国家とホワイトファングの大戦争の脇を横切り、大気圏突入直前のリーブラに40機がかりで突っ込んでいったマグアナック隊。やつら漢だぜ。

*1:もっとも、他のガンダムパイロットとおホモだちになることを企む際には、単独行動。

*2:地上でのサンドロック復活のシーンなんかも格好よかった。マグアナック隊万歳。