メールフォームのお時間です

長いんだこれが。そろそろ真面目に恥ずかしいんだけど。

「未知の情報」については俺も思うところがあったので、意見を述べたいと思います。「特別ルール」という手法はすごく面白いですし、「現実でのOCG」をプリズムのように変え、様々な輝きを読者に見せてくれるでしょう。それについてあーだこーだと語り合うのも楽しいと思います。作者=神にまで触れるのは無粋な気もするのですが。しかし、《天使の施し》や《破壊輪》の登場によって基本的な禁止制限が不明。(ここは現実での時間の流れ的にきついでしょうが)そもそもオリカという無限の空間があり、一瞬のうちに世界が変わるということをかんがみれば、キャラクターのデッキ構築について考えるのは無意味であり、またTCGのデュエルは「お互いが共通のカードプールを持つ」という前提によって成り立つと思いますが、その観点からの読者とキャラのギャップは、デュエルを素直に楽しめなくすると共に、デュエルについて語る資格を剥ぎ取るきらいがあると思います。(もちろん、OCGだけに限定すれば新鮮さやワクワク感は無くなって閉塞感が問題になると思いますが)つまり、作者やキャラと読者が同じ物を見ていないなら、「特別ルール」という光によって生まれる輝きは意味を失うのではないか、と考えてしまいます。「未知の情報」が「危うい」のは作者も同じではないかと。毎回デュエルに違った趣きを与えたりと、単純に物語のギミックとしても「特別ルール」は面白いですが、自分には「同じ物を見ている」という前提が大きな意味を持つと思うのですが、このあたりについて村長さんがどうお考えなのか気になっています。あと思ったのですが、《超融合》が存在=情報だけのカードを採用するなら、《炸裂装甲》は《次元幽閉》になって、微妙ですが《ニュードリュア》も《グレイブ・スクワーマー》になるんじゃないでしょうか。

 日本国からお越しの名無しの権兵衛さんからの投稿です。尚、次からは名前をちゃんと書かないと0点なので注意してください(もし、万が一、既にここで名乗ったことがある人の場合はおとなしく名乗り出ましょう)。書かなくても法律には触れませんが、僕の返信意欲が50%、2回目以降と思われる時は75%、3回目以降と思われる時は99%以上減退します。よって、今回は敬語を完全に省かせて頂きますがご了承ください。ふと、メールを見直した結果、名前が判明しました。僕がツールの特性をまだ把握しきっていない為なのかどうなのか、何故かは不明ですが、1つ前のブラックウルフさんの時とは違う表記パターンだったので見逃してしまったようです。では、改めて、ご紹介しましょう。日本国在住のboboさんです。この瞬間、知らぬ事とは言え敬語を省いてしまったことへの後悔が3.14、「アイツ相手にマジになって書いちゃったのかよぉ、あーあ」系の後悔が7800万くらいそれぞれ生じましたが、言葉使いを直すのが面倒なので文章についてはあのままにしておきます。以下返信。

 今まで来た中ではわりといい投稿かな、とか思う時点でわりと末期症状な気もする。まぁ、何時か来るだろうなぁとは思ってたよ。『「同じ物を見ている」という前提が大きな意味を持つと思うのですが〜』こういう頭が疲れそうな議題については、既に、数ヶ月前延々と考え続けた覚えがある。僕は間抜けだが阿呆じゃない。「未知の情報が作者にも危険」とか、書いてりゃわりと当然に気づく事だったりする。大体僕は初心者からスタートしたんだ。この辺については、僕は君らが思ってるよりも謙虚だよ。もっと言うと、恐れを知っている分君らよりは謙虚だ。さて、肝心の僕の意見とやらなんだが、確かに一理ある、と言うよりはそれが普通の考え方だろう。だが、君らにはバッドニュースなんだが、僕の小説は君らの予想通りにはいかないんだ。なんたって、本人である僕の予想すら超えるんだから。

 あまり言いたくはないが聞かれたので言うよ。こんなこと言うと失望されるかもしれないが、僕は別に特殊ルールの輝きなんてどうだっていいんだ。あそこは超融合を書けと筆の神が言った。本当にただそれだけの話だ。僕が追求したいのは書いて見なければわからない決闘の流れであって書かずともわかる机上の論理操作じゃない。投稿にあった単語を使うなら、僕、つまり作者は作品上の神じゃないと僕自身は考えている。僕は、ただぐうたら考えている時の僕には出来ないものを偶然でもマグレでもなんでもいいからなんとか書き出してみたい、ただそれだけの為に書いている。*1特殊ルールってのは結局の所、決闘が遠い所に行く為の補助輪みたいなもの。それ以上でもそれ以下でもなかったらしい。人が出会って決闘する。そのための円滑油でしかなかったようだ。だから、もし君が特殊ルールの枠を最優先する小説を読みたいのなら、さっさと、他の人に頼んだ方が気が楽だと思う。どうやら、僕にとっての特殊ルールとは、舞台背景がデュエルアカデミアか異世界か、ぐらいの意味を持っていたようだ。まぁ、僕にとってはこの違いこそが結構重要であり、考えるに足ることなんだが、もしも失望物なら、さっさと自分の星に帰って僕のことなど忘れるか、或いは延々と何処かでdisり続けるか、好きなようにするといい。最近の、僕の筆の調子を鑑みるに、この次元から得られるものはもうこれといって無いかもしれない。

 折角だからもうちょっと言うと、最初から僕には、現時点の意味における特殊ルールに留まるつもりはなかった。最初のプロットの時点で、僕は、特殊ルールをミクロからマクロに移行させる予定で*2、細かいカードプールについて一々規定、枠を狭めるのは面白くないな、と考えていた。ankさんなんかは既に知っているんだけど、僕の小説では今後特殊ルールの意味がより脱構築的な次元に移行していく。皮肉な事だが、僕は、特殊ルールという枠を観念することで、特殊ルール、つまり枠からの脱却を誰よりも目指すようになってしまったらしい。元々が枠を広げる為の特殊ルール。逆に枠を狭めるようなら、そこでおさらばだ。まぁ、そんなもんかな。そろそろ本気で恥ずかしくなってきた。ねぇ、もういい?

余談:あれだな。初期はとりあえず人増やそうと思って、クソつまんねぇ内から大々的に色々言い過ぎたのかもな。例えば、9話の補足。色々補足しようとしたが、薮蛇だった気がしなくも無い。村長曰く『お前は俺じゃないの助長』。ankさん曰く『特殊ルールを大々的に打ち出してしまった故の弊害』。ああ、あの頃はなんでもいいから読者が欲しかったんだ。完全スルーが一番怖かったんだ。だが、過去というものは這いずって出てくるもんだな。

*1:無意味?さぁ、どうだろうな。興味があればその時点で有意味だ。テニスの展開予測とか絶対当らないけど俺はやりたくてやってる。

*2:「具体的にマクロとはどういうことですか?」という質問だけはするなよ。そこは流石に空気読もう。