運命力

 さっき、久々に覇王十代VSジム=クロコダイル=クックを見たが、やっぱ熱過ぎるぜあの決闘は。てかな、ジムがホントいい奴なんだ。アイツとは友達になりたい。むしろ抱かれてもいい。普段はひょうひょうとしたマイペース主義者だが、やる時はやってくれる漢の中の漢・ジム。そしてそのジムのオーラすら撥ね返す覇王十代の異常なプレッシャー。本当に素晴らしい一戦だった。大体な、ジムはあの夥しい量のオーラに加え、回想シーンや地質学の比喩、更には専用フィールド魔法まで使って運命力を10ランクぐらい上げていたんだぜ。そして、更にそこから《奇跡の穿孔》を経由した伝説の地割れドロー。極めつけは、割れた地層からの《地球巨人ガイアプレート》召喚。そう、ジムの運命力は最高潮に達していた。少なく見積もっても53万くらいはあった筈だ。だが、覇王はジムのフィールド魔法を逆に利用した。ガイアプレートの正拳によって盛り上がった大地の上に立ってジム達を見下ろしながらの《超融合》。あんな怪物的な運命力を持つ覇王に誰が勝てるんだよ。そもそも、《光の結界》といい《ダークシティ》といい《ジュラシック・ワールド》といい、相手のフィールド魔法(≒運命力増加装置)をどうにかしないまま勝つこと自体稀なのによ。覇王は本当に凶悪だったぜ。あのジムとオブライエンが2人掛かりで闘って、それでも引き分けるのが精一杯とは、並の手錬じゃないぜ。