E-HERO

【覇王十代の使用カード郡】
《E・HERO フェザーマン》
《E・HERO バーストレディ》
《E・HERO スパークマン》
《E・HERO クレイマン
E−HERO ヘル・ゲイナー》
E−HERO ヘル・ブラット》
E−HERO マリシャス・エッジ》
E−HERO インフェルノ・ウィング》
E−HERO ライトニング・ゴーレム》
E−HERO ワイルド・サイクロン》
E−HERO ヘル・スナイパー》
E−HERO マリシャス・デビル》
E−HERO ダーク・ガイア》
《ダーク・フュージョン
《ダーク・コーリング》
《オーバーソウル》
《ヴィシャス・クロウ》
《イービル・ブラスト》
《超融合》

 ぱっと見わかる覇王最大の特徴、それは「自分のターンしか見ていない」という一点に尽きますな。遊城十代と言えばやれ《ヒーロー・シグナル》だの、やれ《ヒーロー・バリア》だの、やれ《攻撃の無力化》だの相手のターンに延命策を取り、相手が攻め疲れしたところを一発逆転するのが常套手だったものだが、コレに対し覇王の決闘は全くの正反対。覇王のデッキには《超融合》以外対空防御に使えるカードがただの1枚もない。そう、彼の決闘からは後退のネジが取り外されているのです。
 覇王の使用モンスターカードを見ればこの辺は一目瞭然。問答無用でダメージを最大化する《E−HERO インフェルノ・ウィング》、問答無用で壁を消し飛ばす《E−HERO ライトニング・ゴーレム》、問答無用でセットカードを消し飛ばす《E−HERO ワイルド・サイクロン》、問答無用でレーザービームを叩き込む《E−HERO ヘル・スナイパー》、そしてそれらE-HERO軍団を召喚ターンのみ無敵にする《ダーク・フュージョン》。相手ターンの場持ちのことなどろくすっぽ省みず、相手の防御を無視して自分のターンに最大火力を叩き込む暴虐の決闘、それが覇王の決闘なのでしょう。*1実に潔い……っつーか、E-HERO格好いいなぁ。特にバーストレディ系列が格好いい。もうどうせなら、インフェルノ・ウィングとヘルブラッドがダーク・フュージョンしてインフェルノ・ダーク・ウィングとかになればいいと思う。まあそれやると、貫通・火力・攻撃力4000台・召喚ターンほぼ無敵と四拍子揃った暴虐極まりないフィニッシャーが4000ライフ制を駆け抜けてしまうわけですが、それはそれで見てみたいかな。

*1:その象徴こそが《超融合》。相手無視の極み