テニスの王子様 Ginius359「悪夢」*3

 仁王の顔が剥がれて赤也が出てきたあの瞬間「流石にニ連戦はCOOLテニスの文法上よろしくないんじゃないだろうか」と真っ先に不安を感じた俺。もっと先に考える事があるだろうと。いや、アレだ。「仁王が突如真の力を発揮してメテオ・ドライブ―物理法則的におかしいがそんなことを言い出したら遡ってツッコミを喰らう技多数なCOOLテニス的には説得力十分なリアリティのある技―で不二先輩を圧倒、そのまま全国が終わる*1」くらい許斐先生ならやりかねないじゃないのかと。大体闘っているのは許斐剛本人をトレースしたような仁王なんだぞと。名古屋戦でさり気無く存在をアピールしていた仁王なんだぞと。それに悪夢とか言われても、ZOIDSでデススティンガーが出てきた時*2見たく夢オチじゃない悪夢だって沢山あったじゃないかと。じゃあ騙されるのが普通じゃないかと。いや、真に恐るべきは夢オチやらなんやらを使って何時の間にか不二VS仁王を自然な流れで成立させた許斐先生の豪腕なんじゃあないのかと。つーか、なんでこの流れで不二VS仁王なんだ?仁王は来週メテオ・ドライブ・マークⅡハイパードライブインセクティブドライブを撃って実はやっぱり勝つんじゃないのか?だってさ、D1どうすんだよコレ。ジャッカルの正体は実はデーモス・ソーン*3だったとか言っても試合にならないぞコレ。まさかキング・クリムゾンか?全国大会編において、今までほぼ全ての試合*4を書いてきた許斐剛による、決勝戦D1だからこそのキング・クリムゾンの可能性は考えてみれば確かに有り得る。「つまらないものは極力描かないか或いは伏線にする」を貫徹してきた許斐先生ならその程度普通にやりかねないぜ……と。

*1:或いは不二先輩があと一球で粘り続ける展開。

*2:そんなサブタイトルだった覚えが。

*3:ピッチャーの集中力を落とす為だけにファールチップで正キャッチャーをSATUGAIした野球選手。

*4:すっ飛ばされたのは伝説の不知火戦のみ。