「一粒一粒に明確な個性と人格が認められる『ご飯』に対し『お代わりください』とはまさしく噴飯ものである」として以前から日本農業教会を中心とする非難の声があがっていた「ご飯お代わり下さい」問題であったが、3月11日午後9時、遂に重い腰を上げた日本放送協会が『ご飯お代わり下さい』を放送禁止用語として指定、本用語に関する使用の自主規制を各種マスメディアに向けて要請した。この事態について参考意見を求められた日本倫理協会会長村中捨長氏は、「今後ご飯を要求する際は『唯一無二のご飯をお願いします』とするのがベストだが、場合によっては『そのご飯をお願いします』ぐらいでも許されるのではないだろうか。いずれにせよ単数形への意識が(欧米に比べると)薄い日本文化の特性を考慮に入れた柔軟な対応の可否が今後の議論の争点になるのは間違いない。」として、『ご飯お代わり下さい』規制賛成派・反対派どちら側とも取れる曖昧な見解を提出。今後の議論の動向が注目されている。

肝心の表現そのものが「お代わり」されてしまったというわけか。寒い時代だな。