トランザムゲー

16:48 やれやれ信じられんばいね……『フラッグの後継機』と『トランザム』は共存出来んもんば思っとったい。自分にリミッターば掛けていた時点で俺は…

99.9999%トランザムしかない状況でトランザムされても「ふーん」という以外に何も感想が浮かんでこないので「シンクロしやがった」等とは口が裂けても言えません。トランザムゲーに対抗するにはトランザムゲーしかないという手法は進退極まった末期症状の作品がよくやるネタです。ああとってもサンライズ。ゼロシステム搭載機でゼロシステム搭載機にラストバトルを挑む程度なら温いもの。『ニューアスラーダ』『ZEROの領域』『二段ブースト』『リフティングターン』を備え『サーキットの帝王』を名乗るまでに肥大化した『主人公(※TV版第1話ではトーシロ)』を葬るため、OVAで6話もかけ『凰呀(兄弟機)』『ZEROの領域』『二段ブースト』『ミラージュターン』を持ち出さざるを得なかったブリード加賀の例等を見て分かるように、相手があからさまなチート論理を有する以上、まともにやってはどうにもならず、最早同一の論理を提出しなければ勝負になりそうにないという非常に単純な理屈。『メダフォース』に『メダフォース』をぶつける、『才気煥発の極み』に『才気煥発の極み』をぶつける、『百錬自得の極み』に『百錬自得の極み』をぶつける、『フルパーミッション』に『フルパーミッション』をぶつける、といった『類比』パターンがこれに該当します。或いは『対比』パターンとして、『ボルトグレネード』に『アークキャバリアー』をぶつける、『炎の能力者』に『氷の能力者』をぶつけるといったパターンも広義のミラーマッチと言えるでしょう。しかしミラーマッチというのは結局のところ単一原理が根底にありがちなわけで、一歩間違えばキャラの魅力を類比対象・対比対象に全て吸いつくされてしまう諸刃の剣。ブリード加賀に至ってはカラフルだった髪の色が黒くなりました。確かにミラーマッチはお手軽で便利ではありますが、『メダフォース』に『シャドウソード』を、『手塚国光(零式サーブ、零式ドロップ、手塚ゾーン、手塚ファントム、百錬自得の極み、才気煥発の極み)』に『真田弦一郎(疾きこと風の如く、静かかなること林の如く、侵掠すること火の如く、知りがたきこと陰の如く、動かざること山の如く、動くこと雷霆の如し)』を、『ガルダフェニックス』に『鎧輝』をここ一番でぶつけるような姿勢をも持ち合わせなければ物語世界は収縮の一途を辿るしかないのではないか。ざっくばらんに言ってしまうとクソゲー化を招くのではないか。

貴方は『共存出来んもんば思っとった』等とおっしゃりますが、ガンダム00という作品が一期において、フラッグにGNドライブを増設するという『結局ミラーマッチかよ!』な真似をしでかしたのをお忘れですか。*1あの頃から一切変わらぬ身も蓋も無さ……って、ダラダラ語らせるなよな。試験期間中なんだぜ! 単位大変なんだぜ!

*1:しかもそこまでやってトランザム後のエクシア相手に相討ちが精々。