ガンダム00第14話『GNごろごろ』

見ちゃった。てへ。不味いなあ。ちょっと早過ぎた気がする。来週再来週翌々週はとりあえず見ないでおこう。

明らかに笑いを取る気満々のキングクリムゾン・エピタフ(地上落下)についてですら「スメラギさんの機転がなかったらやられていた」と口だけで尚もスメラギ賛歌を続行し続けるその先にはいったい何があるのだろうかとそろそろ*1製作者の正気を疑いだした第14話。誰が喜ぶんだその人へのプッシュ。誰が喜ぶんだその手のプッシュ。駄目な少年漫画じゃあるまいに。本当に誰が喜ぶんだいったい。120%商業主義に徹したぺらい作品を作るなら、それはそれでもう少し勝てる場所で勝負にいった方がいいのでは、と見てるこっちが不安になります。それとも需要あんの? あの人。

イノベイターといいサーシェスといい、彼らがトランザム機に対してタイマンを挑む発想が全くわからない。マグネットコーティング仕様のガンダムゲルググでタイマンを挑むとか、ウイングゼロに80%デスサイズヘルでタイマンを挑むとか、ガンダムXにワイズワラビーでタイマンを挑むとか、フリーダムにインパルスでタイマンを挑むとか、ウォーバニットにメタビーでタイマンを挑むとか、鎧輝にガルダフェニックスでタイマンを挑むとか、そういう次元では最早ないのだから、(仮に人材不足だとしても)せめてイノベイタークラスがダブルチーム・トリプルチームにあたるような状況づくりの努力ぐらいはやらないと「殺してください」と言っているようなものじゃないですか。特にアリーさんは一期のトランザム御披露目会であれだけ刹那に凹られたはずなのに全く学習していないのは何故なんだろう。復讐鬼と化した先代ロックオンがトランザムを使い忘れたままフラッグファイターと衝突してしょぼい死に方をしたせいでその脅威を忘れちゃったとでもいうのでしょうか。肩を撃ったり人質をとったりと明らかに「俺は闘うのが好きなんじゃない闘って勝つのが好きなんだよ」なタイプの割には無謀すぎます。コマンドウルフでジェノブレイカーにタイマンを挑む程度には無謀すぎます。向こうは完全に“別のゲーム”をやっているのだからミスターブシドーみたく「真っ向勝負が所望」系の奇特な人以外はタイマンなんてやっちゃ駄目。勝てませんよそりゃ。物理的に。そもそも勝負として成立してない。

そんな中「君の人生は僕の掌で踊っていたのだよ」とばかりに優越感ゲームを一通り楽しんだ後「だけど最近かなりやばくなってきたんでダブルオー返して。いやマジで。うちのイノベイターからわんさか苦情来てんのよ。つーか量子化とか知らなかったんだって」と実はかなり必死なリボンズさん。この人ろくな死に方しないんだろうなあ。唐突に自らガンダムにのって出撃するのは二個前の種で、部下にピストルで撃たれるのは一個前の運命で、巨大MAで出撃するのは00の1期で、それぞれ消化しているので過労死とかがいいと思います。かなり斬新。視聴率取れるかどうかは知らない……って今週も堪能してしまったOTL

*1:社交辞令。