最近の遊戯王GX

これがまたウダウダ書いてんだ。


何をどう考えても賛否両論がありそうなんだけど、『一点でも本気で面白い部分があれば基本的に肯定』『小を捨て大を取る創作の肯定』がデフォな僕からすると異世界編(148話現在)の方が10ランクぐらい好きなんだ。*1何がいいって全く余裕のない状態で作られてるのがいい。一つ一つの展開に何一つ余裕が感じられない。だ・か・ら・面白い。DA編は何時も余裕綽綽だから見てても『あっそ』で終わるが、この異世界編には余裕がない。一切ない。あろう筈がない。故にデュエルミスやキャスティングミス、或いはフラグミスが連発する*2。だがこれが正常。これぐらいのリスクの上に立たなければ決闘でオモロイもんは書けないぜ。ドローで地割れを起こしその中から地球巨人が出てきたり、死んだ相棒の霊と共にカードを引いたり、決闘者自身が相手に特攻をかましたり、ダークヒーローが異世界を駆け巡ったり、命を賭けた前衛決闘芸術が炸裂したり……書けるか?これ書けるか?色々置いといてこれはそうそう書けないだろ。ジムVS覇王十代、ダークヒーロー軍団*3VS覇王軍、オブライエンVS覇王十代、アモンVSエド、ヘルカイザーVSユベルヨハン……必ず『何か』を志向してそれを達成する為に全てを投げ打って決闘してる。脚本の乱れなど見えやしねぇと言わんばかりだ。エドVSアモンなど最初はものっそ無理矢理なデュエルスタートだったが、終わってみればあんなに緊迫感のある決闘はなかった。ヘルカイザーVSユベルヨハンも色々言いたい事はあったが、あの前衛芸術で全てが吹っ飛んだ。てかな。最近のGXは勝敗で評価できない決闘を書けてると思う。DA編が『勝ち敗けじゃない』と連呼しつつ結局勝ち負けだったのと違い*4、マジに勝敗だけで語れないものを書けてるんじゃないかな。だから、この期に及んでかませがどうのこうの言ってる奴は(以下略

*1:キン肉マンの王位統一編とかも同じ理由で好き。つーか、そうでもなければこの手の作品をこの年になって真面目に見れるかってんだ

*2:某傍観者のアレっぷりとか。どうでもいいが奴はガチホモじゃないな。リスペクトデュエル教の元信徒だ。

*3:『力のサイバー流』『技のD−HERO

*4:※クロノス先生の決闘を除く。俺あの人大好き。